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  • 2026.09.21
  • コラム

Info空き家の解体費用はいくら?売却前に「壊さない方がいい家」も解説

相続した実家が築数十年経っていると、「どうせ建物には価値がない」「更地にした方が売れそう」と考える方もいるでしょう。

しかし、不動産売却では先に解体しない方がよいケースもあります。一度建物を解体すると元には戻せず、解体費用を売却価格で回収できるとも限りません。

この記事では、かすみがうら市・土浦市・小美玉市で古い実家や空き家を売却する方に向けて、解体費用を左右する要因と、解体して売った方がよいケース・古家付きのまま売った方がよいケースを解説します。

目次

  1. 空き家の解体費用は何で決まる?
  2. 本体工事以外に追加費用が出やすい項目
  3. 解体してから売却した方がよいケース
  4. 解体しない方がよいケース
  5. 解体すると固定資産税はどうなる?
  6. 「解体更地渡し」という売り方もある
  7. 解体業者より先に不動産会社へ相談する理由
  8. まとめ:解体前に古家付き・更地の両方を査定

1. 空き家の解体費用は何で決まる?

空き家の解体費用は、建物の構造・延床面積・立地条件・道路状況・残置物の量などによって大きく変わります。

木造住宅は鉄骨造や鉄筋コンクリート造よりも比較的解体しやすい傾向がありますが、同じ木造30坪でも、重機が敷地内に入れる家と、狭い道路で手作業が多くなる家では費用が異なります。

そのため、「木造なら坪○万円」といった単価はあくまで概算を考えるための目安です。実際に解体を検討する場合は、現地調査を受けたうえで見積もりを取得してください。

かすみがうら市では、空き家の概算解体費用を確認できる「解体費用シミュレーター」が案内されています。まず大まかな費用感を確認したい場合の参考になります。

参考:かすみがうら市|空家等の活用、管理、処分など お悩みの方へ

2. 本体工事以外に追加費用が出やすい項目

解体工事では、建物本体を壊す費用だけでなく、敷地や建物の状態によって追加費用が発生します。

  • 家具・家電・衣類などの残置物
  • ブロック塀・フェンス
  • 庭石・樹木・庭木
  • 物置・カーポート
  • 浄化槽
  • 地中埋設物
  • アスベストの事前調査・除去
  • 重機が入れない場合の手壊し作業

特に相続した実家では、家財道具がそのまま残っていることが多く、片付け費用が想定以上になることがあります。

見積もりを比較するときは「坪単価」だけではなく、残置物処分、付帯物撤去、整地など、どこまで工事費に含まれているかを確認しましょう。

3. 解体してから売却した方がよいケース

建物の老朽化が著しい

屋根や外壁の損傷が大きい、雨漏りや腐食が進んでいるなど、購入後に建物を利用することが難しい状態では、更地にすることで購入者が検討しやすくなる可能性があります。

土地としての需要が見込める

周辺で新築住宅用地の需要があり、購入希望者の多くが建て替えを前提としている場合は、更地で販売することで利用イメージが伝わりやすくなることがあります。

建物が購入判断の障害になっている

土地自体の条件はよくても、「解体にいくらかかるか分からない」という不安から購入を見送られるケースがあります。解体することで費用面の不確定要素を減らせる場合もあります。

4. 解体しない方がよいケース

古家付きでも購入希望者がいる

築年数が古くても、リフォームやDIYを前提に探している人がいます。建物を残すことで「中古住宅として使いたい人」と「土地として使いたい人」の両方に訴求できる場合があります。

解体費用を売却価格に上乗せできない

例えば150万円かけて解体しても、更地にしたことで150万円以上高く売れるとは限りません。解体費用が価格上昇分を上回るのであれば、古家付きのまま販売した方が手残りが多くなる可能性があります。

売却まで時間がかかりそう

建物を先に解体すると、住宅用地としての固定資産税の軽減措置が受けられなくなる場合があります。更地にした後すぐ売却できないと、売却までの保有コストが増える可能性があるため注意が必要です。

✓ポイント
「古い=壊す」ではなく、古家付き価格・更地価格・解体費用・売却期間を比較して判断するのが基本です。

5. 解体すると固定資産税はどうなる?

住宅が建っている土地には、一定の要件を満たすと住宅用地特例が適用されます。国土交通省によると、小規模住宅用地では固定資産税の課税標準が6分の1となります。

建物を解体して住宅用地ではなくなると、この特例が適用されなくなることがあります。そのため、「解体費用だけ」でなく「解体後に売れるまでの固定資産税」も含めて考えることが重要です。

かすみがうら市では「固定資産税シミュレーター」が案内されており、解体後の税負担の目安を確認できます。

参考:国土交通省|空き家対策 特設サイト

6. 「解体更地渡し」という売り方もある

「先に解体するのは怖いが、買主には更地で引き渡したい」という場合、売買契約後に売主が建物を解体し、更地にして引き渡す条件で販売する方法があります。

この方法なら、買主が決まらないうちに解体費用を支払うリスクを抑えられます。

ただし、売買契約では、どこまで撤去するのか、地中埋設物が見つかった場合はどうするのか、解体完了と引き渡しの時期をどうするのかなど、条件を明確にする必要があります。

7. 解体業者より先に不動産会社へ相談する理由

売却が目的であれば、最初に解体業者へ依頼する前に、不動産会社へ次の3つを確認することをおすすめします。

  1. 古家付きのまま売った場合の想定価格
  2. 更地にした場合の想定価格
  3. 買取なら現状のまま売却できるか

この3つが分かれば、解体費用の見積もりと比較できます。

また、残置物が大量にある場合でも、物件によっては片付け前に査定できます。空き家の残置物については「空き家問題を“即現金化”で解決!買取業者&リースバックのメリットと落とし穴」も参考にしてください。

実際に解体見積もりを取る場合は、1社だけで即決せず、工事範囲をそろえたうえで複数社を比較することも重要です。「建物本体の解体」「基礎撤去」「庭木・ブロック塀」「残置物」「整地」「諸経費」など、見積書の項目が会社ごとに異なると、総額だけでは適正な比較ができません。

さらに、解体後に地中から古い基礎や浄化槽などが見つかった場合の追加費用についても確認しておきましょう。売却を前提にするなら、不動産会社と解体業者の双方に相談し、「どの状態まで更地にすれば買主へ引き渡せるか」を共有しておくと、工事後の追加対応を防ぎやすくなります。

8. まとめ:解体前に古家付き・更地の両方を査定

空き家の解体は、数十万円から数百万円規模の費用がかかる可能性がある大きな判断です。一度解体すれば建物を元に戻すことはできません。

そのため、かすみがうら市・土浦市・小美玉市で古い実家を売却する場合は、解体する前に「古家付きでの売却」「更地での売却」「現況買取」の3つを比較することをおすすめします。

やまや不動産では、空き家・古家付き土地の仲介売却や買取のご相談に対応しています。「解体しないと売れないのでは」と悩んでいる方も、工事を始める前に現在の状態で査定してみてください。

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